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消化器外科 看護師のやりがいは、やっぱり患者さんの回復!

消化器外科は病院によっては外科とも呼ばれ、消化器への手術を扱う科で、病棟は手術を受ける患者さんを中心にして回っています。

ところで、消化器外科(外科)と言うと、「忙しい」「看護師がピリピリしている」と思われることが多いようです。

しかし、消化器外科が大好きな看護師に言わせると、「消化器外科にしか味わえない楽しさや、やりがいがある」んです。

消化器外科で働く看護師が、どんなことに楽しさややりがいを感じているのか、一緒に見ていきましょう。

消化器外科 看護師のやりがいは「患者さんの回復が目に見える」!

「手術」という医療行為

消化器外科で扱う手術は、下腹部の手術を除く多くの手術が全身麻酔で行われます。最近は腹腔鏡下での手術も増えていますが、手術の傷が数十cmに及ぶこともよくあり、患者さんと冗談で「昔なら切腹だよ」なんて話すくらいです。

たいていの患者さんが思っている以上に、手術は体への影響がとても大きい医療行為ですし、その影響から回復するのはなかなか大変です。

また、消化器は細菌を多く含む不潔野ですから、手術後の感染や縫合不全などの合併症のリスクも高いです。そして多くの手術で、普通の食事に戻すまでに時間がかかります。

つまり、消化器外科の手術は簡単でないものも多いのです。

常に変化する患者さんを看る

大きな手術を受ける消化器外科の患者さんたちを看る時間は、決して楽ではないかもしれません。特に手術直後は患者さんの状態が刻一刻と変化します。

看護師は、患者さんの変化に敏感に気付けるように常にアンテナを張るように患者さんを看続けます。

ですが、患者さんを看続ける仕事の中で、患者さんが回復していく姿も見つけることができます。

手術直後などは患者さんもぐったりしていて看護師も気が休まりませんが、1日、2日、3日と患者さんを看ているとどんどん回復していることがわかります

手術の翌日や2日目には歩き、痛みがどんどん和らいでいき、患者さんの顔に生気がみなぎっていくのがわかります。

痛みがやわらいでどんどん歩けるようになると、聴診器を当てれば静かだった腸がしっかり動き出すのが聴こえます。歩けるようになれば、だんだんと傷も塞がってガーゼの汚れも減っていきます。

食事にも患者さんの変化が見える

手術の後に初めて水を飲むときは吐いてしまうこともあるので、看護師もドキドキして見守ります。数日かけて食事を戻していくのですが、昨日吐いていた人が今日はお粥を食べてニコニコされていたりします。

飲食ができないということは、多くの患者さんにとってとても苦痛なのですが、だからこそ、食事できるようになることは回復の証でもあります。

食事がだんだんと普通食に近づいていき、量もしっかり食べられるようになれば、さらに患者さんは元気を取り戻していきます。

やっぱり患者さんの回復はうれしい

もちろん、こんなにうまくいくケースばかりではありませんが、手術という大きな医療行為で身も心も大きな影響を受けた患者さんが回復していく姿は、とても力強く感動的です

やっぱり、病院に来たからには患者さんには元気になって帰っていただきたいと思っている看護師は少なくないでしょう。

消化器外科はそんな、患者さんが元気になる姿を間近に見ることができるところです。

また、患者さんの回復が見えるということは、自分がやった看護の結果がそこに現れてくるということでもあります。だんだんと元気になっていく患者さんから、かえって看護師も元気をもらっているくらいです。

消化器外科 看護師のやりがいは「患者さんの回復を工夫して援助できる」!

回復する力を援助する、とは

先ほどは回復を見る、という楽しさについてお話ししましたが、実のところ手術からの回復には看護が欠かせません。

といっても、何でも手を貸すのではありません。看護師が手を貸すのは、患者さんが回復しようとする力、に対してなのです。

合併症を予防して体を回復させるために消化器外科ではリハビリテーションがとても大切ですし、看護師はリハビリへの援助にとても力が入ります。

また、リハビリは医師があまり直接に患者さんに手をかけられないことでもあります。

リハビリのためには患者さん自身に体を動かしてもらうのが一番ですので、日常生活のことはできるだけ手伝わずにどうやったら患者さん自身にやってもらうかを心がけます。

いっぽう患者さんは傷は痛いし体はだるいし、「看護師さんに何でもやってもらおう」とか「自分には無理」だと思っている方もおられます。

ですから、患者さんに「ここの看護師さんは厳しい、手伝ってくれない」と言われてちょっと辛い思いをすることもありますが、消化器外科看護師はここでめげてはいられません。

リハビリは患者さんと看護師の二人三脚で

初回歩行の時には「こんなに痛いのになぜ歩かないといけないの」と言われたりもします。実際、そのままにしていると自らリハビリはしない患者さんも少なくはありません。

でも、私達看護師は歩いてリハビリを頑張った患者さんこそ、元気になって帰っていくのだということを知っています

痛いからと寝かせておくと、腸が動かずいつまでも食事が食べられなかったり、時には腸閉塞になったり、痰が出せずに肺炎になる患者さんもいます。

だから私たちは患者さんの様子をくまなく見ながら、時に叱咤激励しながら患者さんと二人三脚をするようにリハビリを進めていくのです。

リハビリを頑張ってもらうのは患者さん自身の力になりますが、看護師は患者さんを置いてきぼりにせず、目と心は患者さんに配り続けます。

患者さんに合わせて工夫する

患者さんがリハビリに応じてくれない場合もありますし、看護師は患者さんがリハビリを行えるように様々な工夫をしています

リハビリの意味を説明したり、痛み止めを使ったり、患者さんを褒めたり、やる気の出る物を見つけたり、点滴を減らしたり、約束をしたり、家族に手伝ってもらったり・・・。

医師や同僚とも相談しながら、それこそ、必要であれば思いつくことはどんどんやっていきます。

その工夫がピタッとはまって、患者さんがどんどん歩けるようになっていくと、面白いくらい患者さんは元気に回復していきます。これは消化器外科で看護師が大きなやりがいを感じる瞬間です。

また、「この患者さんにはどんなリハビリの進め方がいいかな」、と考えることは、看護師としての知識や経験を活かしたとてもクリエイティブな作業だと言えます。

単一な決まりきった作業だけでなく、クリエイティブに創意工夫する作業が好きな人にはとても向いている現場かもしれません。

しかも、自分で工夫した結果が患者さんの回復という形で目に見えやすいのです。

消化器外科の手術を受けたあるおばあさんの事例

80代半ばの痴呆のある女性が十二指腸穿孔で手術を受けました。

穿孔が大きく腹膜炎を起こしていたので、手術の後は小さなお腹にドレーンが5本ほど入っていて、敗血症も起こして危険な状態でした。

もともと足腰はしっかりしておられたのですが、敗血症で手術後数日は寝たきりの状態になり、リハビリを開始したころにはすっかり足も弱っていました。

また、痴呆も進んでいたため、手術を受けたことも理解できず、自らリハビリを行うことなどとても無理でした。

幸い家族さんがほぼ24時間付き添えたので、家族さんと相談して毎日の日課として散歩を組み込んで少しずつ距離や回数を増やし、理学療法士にも見てもらいました。

患者さんは特に娘さんと歩くことがとても楽しい様子だったので、リハビリの時間には娘さんにそばにいてもらうようにしました。

痴呆があるのでできるだけ早くドレーンや点滴の数を減らせるように医師とも相談しながらリハビリを進めました。

最初は「何でこんなにお腹が痛いの」と混乱した様子もありましたが、娘さんの会話の力や痛み止めでだんだん足取りもしっかり歩けるようになっていきました。

食事も少しずつ摂れるようになり、1か月少しかかりながらも最後は娘さんに手を引かれて歩いて笑顔で退院されました。

手術を受けたばかりの頃はこんなに元気になるとは予想できなかったほど、元気に退院してもらえて看護師一同で大喜びした事例です。

消化器外科 看護師のやりがいは「患者さんと一緒に喜べる」!

患者さんが回復するのは見ているだけでも楽しいし、援助することもとてもやりがいを感じます。看護師は自分が見つけた回復の兆しを患者さんにも伝えて、回復の喜びや次への自信を患者さんが持てるようにします。

そうやっていると、患者さんもだんだん自分の回復に気づいて「今日こんなことができたよ」と回復の兆しを私たちに伝えてくれます。

こうして患者さんとその喜びを分かち合うことができるとうれしさが何倍にもなります。そしてその喜びや楽しさは患者さんや同僚の看護師にも分かち合われていきます。

また、看護師も自分の行った看護に自信を持つことができます

消化器外科には、患者さんの小さな変化を喜び合える瞬間がたくさんあります。

歩けた、トイレに行けた!

足の手術をするわけではないのですが、初めて手術を受ける患者さんたちは不思議なことにお腹の手術を受けた後は寝たきりになると思っている人も少なくないようです。

痛み止めを調節したり、寝返りや起き上がりの方法を工夫したりすることで、ほとんどの患者さんは手術の翌日には歩いて自分の足でトイレに行ってもらうことができます。

このとき「歩けた」「自分でトイレに行けた」というのは患者さんに喜んでもらえますし、自信にもつながっていきます

看護師としても手術直後の一番危ない時期を一つ乗り越えたということでもあり、ほっとする瞬間です。

おならが出た!

腸蠕動や放屁(おなら)に特にこだわり続けるのは消化器外科の特徴の一つとも言えるかもしれません。消化器外科としては手術後の腸閉塞は最も避けたい合併症の一つです。

また、一部の手術を受けた患者さんにとっては、腸が動いてしっかり放屁があるということは、食事を開始できるという合図にもなります。

外科看護の教科書に載っているより何倍も何倍も真剣に、消化器外科の看護師は放屁を待っています。

私達は患者さんには「おならが出たら必ず教えてくださいね」と説明しておきます。患者さんは意気揚々と「おなら出たよ!」と大きな声で教えてくれるので、「やりましたね、すごい、すごい」と喜び合います。

消化器外科の大部屋の病室では、もちろんお隣様お構いなくおならを出していただきます。むしろ、大きなおならがよく聞こえる消化器外科の病棟は患者さんがしっかり回復できている、いい病棟だと言えるでしょう。

食事が食べられた!

消化器外科の手術では飲食制限がつきものです。手術前に、飲食制限については重々説明しておくのですが、いざ実際に飲食できないとなると、予想以上に患者さんにはダメージがあるようです。

でも、それがかえって回復していくと患者さんの喜びになっていきます

水が飲める、重湯が飲める、お粥が食べられる、半分食べた、全部食べた、食べてもしんどくなくなった・・・患者さんは様々な喜びを私たちに伝えてくれます。

消化器の手術ではそのあと食事を食べられるようになって家に帰ることは大きな目標の一つですので、私達看護師もそれを達成できた、ということになります。

小さくても、大きな喜び

こんな喜びはタイトルだけ見ても、小さなことに思われるかもしれません。手術を受けた患者さんやそれをそばで見てきた家族さんや看護師にとっては、それでも大切な喜びなのです。

そして、その小さな喜びをひとつひとつ重ねていくことで、最後に退院という喜びにつながります。

リハビリも患者さんや家族さんと一緒にやっていますので、退院されるときの喜びはひとしおで、とてもやりがいを感じられる瞬間です。

まとめ

ここまで、消化器外科で働いてみたらこんなやりがいや楽しさがあるかも、ということを少しばかりご紹介させていただきましたが、いかがでしたか?

私達看護師は、「患者さんに良くなってほしい」という思いを少なからず持っていると思います。ですから、患者さんの回復が目に見えるということに、消化器外科の看護師はやりがいを感じますし、とても勇気づけられます。

もしかしたら、患者さんの回復が目に見えるということは、意外と他の分野では難しいことかもしれません。

また、患者さんの回復のために自分で工夫できるということは、クリエイティブに仕事をしたいという欲求を満足させてくれます。

どんな患者さんもそれぞれ個性がありますので、患者さんに応じて様々に工夫することはとても楽しくやりがいがある仕事です。

さらに、患者さんの回復の喜びを患者さんと分かち合うことができます。その瞬間は自分の看護の成果がそこに現れているということでもあるのです。

消化器外科が好きな看護師たちは、日々こんなやりがいや喜びを感じて仕事をしています。こんなやりがいを感じてみたいと思われたら、消化器外科に勤めてみることをお勧めします。

また、逆に消化器外科に勤めていても何も喜びややりがいが感じられない、という方はちょっと自分の職場を見直して、他の職場を覗いてみてもいいかもしれません。

転職サイトや転職コンサルタントにはたくさんの情報がありますので、あなたの求めている職場が待っているかもしれませんよ。

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