消化器外科の看護師求人に強い転職サイトは、どこですか? 消化器外科の看護師に関する記事一覧

消化器外科の看護師が転職したくなる(辞めたくなる)理由と、転職時にチェックすべきことを徹底解説します!

消化器外科で働いているあなた、これを読んでいるということは「もう転職したほうが良いかな」「もうこの職場を辞めたいな」なんて思ったことはありませんか?

「この職場は辛いな」「他の職場はどうだろうか」と思っているかもしれませんが、それはあなただけではないかもしれません。

ここでは、消化器外科の看護師が「転職したい!(辞めたい!)」となる理由について考えてみます

それに、どうせ転職するなら失敗せずに自分に合う転職先を選びたいですよね。ですのでさらに、転職先を選ぶときにどんなことをチェックしたら良いのかを、その理由に合わせて解説いたします!

目次 [目次を隠す]

「もうやだ!こんな消化器外科は辞めて新天地を探そう!」という消化器外科あるある

まずは、消化器外科で働いている看護師が転職したくなる場面をご紹介しましょう。

消化器外科看護師のん子、まさかの転職を決意する、の巻

のん子(25歳)、新卒以来ずっと消化器外科で働き続けて4年目です。のん子はのんびり呑気な性格です。

学生時代から「てきぱきという文字はのん子の辞書にない」と友達に言われるほど呑気なおっとりした性格で、まさか消化器外科に配属されると誰も思っていませんでした。

内科を希望していたのになぜか消化器外科に配属されましたが、「石の上にも三年」と思いのん子なりに頑張ってきました。

のん子のある日、日勤の午後のこと・・・。

のん子心の声(術後1日目の患者さん、午前中に痛がって歩けなかったから、もう一度トライしてみよう。)

今日の日勤リーダーは消化器外科のベテランで厳しい厳子さんです。

厳子「ちょっと、のん子!オペ1の胃村様、まだ歩いてないんだって?」

のん子「ハイ・・・午前中はすごく痛がっておられて、かわいそうで・・・。」

厳子「かわいそう?何言ってんの!4年目にもなってかわいそうだから歩かせないってどういうことよ?ちゃんと鎮痛剤使ってんの?」

のん子「ハイ、昼前に使ってそろそろ効いてくると思うんで、今からトライしようかなあと考えています。」

厳子「トライしようかなぁじゃないわよ、しっかりしてよ!ホントに!いっつもこれよ!それでも消化器外科看護師なの?」

のん子「すみません。なるべく頑張ってもらうんで・・・。」

のん子は胃村さんの病室に行こうとしましたが、ナースコールが鳴りました。

のん子「はい、点滴の交換ですね、すぐ伺います。」

ナースコールはある先輩看護師の担当患者さんでしたが、のん子はナースステーションにあった点滴を手にして自分で行きました。

のん子の消化器外科病棟は、先輩後輩の上下関係が厳しいので、後輩達はこぞってナースコールをとって先輩の仕事を引き受けるのが習わしなのです。

のん子(まぁ、点滴を交換するくらいなら、すぐ終わるから、ね。)

のん子が4人部屋で点滴を交換していると隣のベッドで「うわっ」という声が聞こえました。

のん子「どうされましたか?」

大川「人工肛門の袋からお通じが漏れてきたんです。」

大川さんは大腸癌から腸閉塞を起こして数日前に人工肛門を造設したのですが、皮膚トラブルがあって装具がなかなか合わずに困っている患者さんです。

ただれた皮膚の上に貼った保護材が外れてしまい下痢便が漏れて、ベッドからパジャマから汚れてしまっています。

のん子「あらあら。すぐにシーツを交換しますね・・・マットまで染みてるなぁ。ホットタオルも持ってきますので、着替えの準備をしておいていただけますか?」

のん子はワゴンに寝具一式とホットタオルなどを準備しながら、大川様の担当看護師に連絡しました。

大川様の担当は先輩の先子さんで、しかも間が悪いことに面談に同席中でした。

先子「のん子、悪い、今は外せないから頼むわ。私も面談が終わったらすぐに行くから。」

のん子(ええ!?ベッドのマットまで交換して着替えもさせて装具交換までやってたら時間がかかるなぁ。胃村さんとこに早く行かないといけないのに。でも仕方ない、やろう。)

看護助手さんに声をかけてシーツやマットの交換を済ませ大川さんの体を拭きましたが、かなり汚れていたため新しく汚さないようにするには時間がかかりました。

残念なことに、のん子は仕事が丁寧と言いますか、仕事が遅い・・・。のん子は汗を拭きながら思わず時計を見ましたが、焦りの表情を隠せませんでした。

のん子(こんなに時間がかかってる、早くしなきゃ。)

大川「お忙しいのに、ご迷惑をかけてすみません。私の今日の担当さんでもないのに・・・」

のん子(患者さんに気を遣わせてしまった!)

のん子「あ、いえいえ、大丈夫なんですよぉ。すみません。じゃあ、横になってもらって、装具を交換しましょうね。」

大川さんの皮膚はただれていて、しかもただれたところに便が潜り込んで汚れています。

のん子はベッドにかがんで、大川さんの皮膚を洗浄して装具を交換しました。

のん子(だいぶただれてるなぁ、うまくくっつかないよ・・・。)

トラブルのある装具交換はなかなかうまくいかず、のん子を悩ませました。そして、ここでも残念なことに、のん子は不器用なのです。

のん子(うう、腰が痛い。)

装具交換を始めて時間がどれくらい経過したのか、のん子がギブアップしそうになっていると先子さんが現れました。

先子「のん子、まだやってたの?あれから30分は経ったわよね?おやまぁ、あんた不器用ね、代わるわ。ありがとう!」

のん子は「シーツ交換にも時間がかかったんですよ!」と言いたいのを抑えながら、大川さんの病室を出ました。

のん子(あーん、担当以外の患者さんにこんなに時間を使っちゃって!私のバカ!まだ午後の検温もガーゼ交換も終わってないのに。まずは胃村様のとこから行こう!)

のん子が胃村さんの部屋に向かおうとしていると、のん子の担当患者さんからナースコールが鳴りました。

のん子「はい、どうされましたか?痛み止めですね、すぐに準備して伺いますね。」

のん子(せっかく胃村さんのところに行こうとしてたのに、また邪魔が入った!いや、だめだめ、ナースコールを邪魔だなんて考えちゃ、だめ!)

鎮痛剤は後回しにできないので、のん子はそちらの4人部屋から検温を済ませて胃村さんを後回しにしようと考えました。

のん子(私、胃村様のところに行ったらきっとまた時間がかかっちゃうもの。)

4人部屋の検温を済ませて胃村さんの部屋に行くと、胃村さん、ぐっすりお休み中でした。

のん子(こんなによく寝てるということは鎮痛剤が効いたのね。起こすのかわいそうだな。でも薬が効いてるということは、今が歩くチャンスだし、今寝たら夜眠れなくなっちゃう。)

のん子(検温もしなきゃいけないし、やはり起こすしかない!)

のん子は少しためらいましたが、胃村さんに声をかけました。

のん子「胃村様、失礼します、検温しますね。」

胃村「うん、お願い・・・むにゃむにゃ。」

血圧を測ったりガーゼを交換したりドレーンの排液を捨てたり、ちょっと物音を立ててみても胃村さんは起きません・・・それとも起きようとしないのでしょうか?

のん子「胃村様、胃村様、起きてください。歩かなきゃいけませんよ。それに、今寝たら夜に眠れなくなりますよ。」

胃村「わかってるよ!うるさいな!ここは軍隊かよ!せっかく痛みがましになったのに!」

のん子「すみません、でも、今歩かないと・・・胃村さんのためなんですよぅ。」

胃村「ちぇっ!」

のん子(私が悪いわけじゃないよ、胃村さんのためにやってるのにこんなに怒られるなんて、何で?)

胃村さんの思わぬ怒りにのん子は悲しくなりながら、歩行の準備をしました。

ゆっくりゆっくりベッドを起こして、ゆっくりゆっくり足を下して、のん子に支えられながら胃村さんはベッドの端に座りました。

胃村「痛ぇな、チキショー!」

のん子「ここまでできれば、あともうちょっとですよ、頑張ってください!」

胃村さんが立ち上がった!その時、のん子のPHSが鳴りました。

厳子「のん子、オペ室からオペのお迎えに呼ばれたわよ、すぐ行って!」

のん子「ええ??今ですか?そうですよね。はい・・・」

のん子はやっと立たせた胃村さんに平謝り、胃村さんをベッドに戻して手術のお迎えに行きました。

その後も手術のお迎えに観察、退院前の指導、入院患者さんのアナムネなどに忙しく、胃村さんをそれ以上歩かせることもできずに夜勤への申し送りの時間になりました。

夜勤の夜子先輩に申し送りをしていると、やっぱり問題発生です。

夜子「え、今、何て言ったの?胃村様、歩いてないの?尿カテも抜いてないってこと?」

のん子「いえ、尿カテは抜いたんですけど、まだトイレまで歩けていなくて・・・。」

夜子「歩いてなくて抜いたって何?自尿の確認はできてないの?」

のん子「はい、あの、私まだ仕事残ってるので、トイレ歩行も自尿の確認もやって帰ります・・・。」

夜子「自分の責任なんだから当たり前でしょ!18時に尿量チェックがあるんだから、それまでにしてよね!そんな仕事を夜勤に残さないで!」

のん子「すみません、すみません。」

夜子「入院さんの指示とオペ直後の指示も先生からまだもらってないじゃないの、これもあんたがちゃんとやってよね。」

のん子「はい・・・」(そうだよね、夜勤も忙しいからこんな日勤の残した仕事を引き受けてる暇はないもの、私がやらなきゃ。)

17時の終業後、のん子は心身ともにクタクタになりながらなんとか18時までに嫌がる胃村さんを歩かせて自尿の確認をしました。

のん子(あー、今日も疲れた、足が棒のようだわ。記録も全然できてない、あっそうだ、入院さんとオペ直後の指示を先生にお願いしないと、先生早く来てくれないかなー。)

終業後も日勤スタッフの大部分は残業をしていましたが、少しずつ人が減っていきます。

先子「のん子、私はもう帰るけどさ、大川さんのストーマの記録少し書き加えといて。だってほら、漏れてたところを私は直接見てないわけだから。」

のん子「はぁい。」(わかってますよぅ。)

外田師長「のん子さん、まだ時間かかるの?あんたいつも遅いわねぇ。時間かかるからってあんまり残業つけないでね。」

のん子「はい。」(いつも残業時間短く書いてるじゃん!こっちだって仕事が遅いのわかってるからこれでも気を遣ってるんですよ。)

のん子が仕事を終えるともう21時前にもなっていました。

スマホを見ると、他病棟の同期から18時前に飲み会のお誘いのメッセージが入っています。

のん子(こんな時間にもう飲みに行ってるの?いいなぁ。これで同期は、私と同じ給料なんだなぁ・・・なんか損した気分。)

こんな時間では飲み会はもう終わっているか、みんな出来上がっているに違いないので、のん子はとても返事をする気にもなれませんでした。

のん子(毎日毎日疲れるなぁ。明日も日勤なのに・・・。忙しくて自分のペースで仕事ができないし、ヘトヘトになってもサービス残業で、おまけに患者さんにまで怒られて。)

のん子(こんな仕事、続けてていいのかなぁ?割に合わないよなぁ。こんな私にも合う職場が他にあれば良いのになぁ。)

とぼとぼと家路につきながらのん子は、転職して生き生きと働く自分を想像してみるのでした。

次の日の朝、今日も日勤ののん子は仕事の準備に時間がかかるので始業の1時間前に病棟に現れました。

のん子(昨日は疲れてあんなこと考えちゃったけど、今日も頑張ろう。)

夜子「のん子!」

のん子「おはようございます。昨日はすみませんでした。胃村様、夜はトイレ歩行大丈夫でしたか?」

夜子「大丈夫どころじゃないわよ!昼に寝すぎて夜にせん妄になっちゃって、夜通し病棟じゅう歩き回って大変だったんだから!こっちはもうクタクタよ。」

のん子「ええ?」

夜子「胃村さん、さっきやっと寝たところなのよ。今日もあんたの担当にしてるから、気合い入れて昼間起こしてね。今日は責任とってよね。」

のん子(ええ!嫌だー!今日も担当なんて、そんなの罰ゲームじゃん!やっぱりもうこんな職場、辞めよう!)

いかがだったでしょうか?

のん子さんはどうも消化器外科にあまり合わないタイプではあったようですが、そんな消化器外科で色々なことや不運が重なってとうとう転職を決意しました。

こういうことあるあると思ったかもしれませんし、私のところはもっと大変だよと思ったかもしれませんね。

これは極端な例かもしれませんし、どこの消化器外科もこんな風というわけではありませんが、消化器外科から「転職したい」と思う理由が垣間見えるのではないでしょうか。

消化器外科の看護師に聞く「私が転職する(辞める)理由」、6つを解説!

転職したいと思う理由はもちろん人それぞれですが、消化器外科病棟なりに独特な理由もみられます。

のんびり屋ののん子さんも転職を決意するに至ったような、消化器外科にありがちな理由を今度はもうちょっと具体的に見てみましょう。

自分がどうして転職したいと思ったのか、それが明らかになることは失敗しない転職先選びにもつながることなんですよ

その1、忙しいのが嫌!

よく言われることなのですが、消化器外科病棟は業務がとても忙しい場合が多いです。消化器外科病棟には超急性期から回復期まで様々な患者さんが常にいて、早いサイクルで回転しています。

色々な時期の患者さんがいるとそれでだけでも様々な業務の組み合わせになるため、どうしても業務内容が複雑になりがちです。

また、術後急性期の患者さんは頻繁な観察が必要になったり、手がかかりますし、急変の可能性もありますし、ナースコールも多いです。

最近では高齢者でも手術を受けますが、消化器外科は準不潔野の手術で感染や縫合不全を起こしやすいですし、高齢者では合併症のリスクが高く、特にせん妄になりやすいです。

指導やリハビリや手術の送り迎えなど時間のかかる業務もありますが、ナースコールが頻繁だと作業も中断されやすいですし、せん妄の患者さんがいては目が離せなくなります。

手術と関連しての絶飲食があるため点滴の量も他科より比較的多いほうでしょう。患者さんの状態が変化するため、記録物も増えますし、記録にはどうしても時間がかかります。

このように多くの消化器外科では煩雑な業務が24時間ほとんど関係なく続くので、バタバタと忙しい状態がずっと続いています

いつも忙しくバタバタと落ち着かずに仕事をしなければならないというのは、好きな人もいますが、度を超すとそれだけで十分なストレスになり得ます。

のん子さんのようにゆっくり仕事をしたい人や、仕事を手早くするのは患者さんに気が引けて苦手な人、時間に追われる感覚が苦手な人、などにとっては苦痛な職場でしょう

また、忙しいことはそれだけで仕事を苦痛にさせるだけじゃなく、他にも色々な影響も考えられますよね。でも、いくら仕事がてきぱきとできる人でも、一日で仕事ができる量には限界があります。

病棟レベルでの忙しさは、病棟や病院のレベルで業務改善をしないとなかなか解消しづらい問題です。ある程度頑張っても自分でこの状況を打破できない、となると「私が職場を移ろうか」ということになりますよね。

その2、もっとゆったり優しく看護したい

この理由は先ほど挙げた消化器外科の忙しさとも関連する理由の一つです。

よく聞かれるのは「忙しいのは許せるとしてもそれで患者さんに嫌な思いをさせるのは辛い」、「自分が十分に看護できているのかと悩む」といった声です。

もともと「人の役に立ちたい」とか「苦痛を和らげたい」とか「人に喜んでもらいたい」といった思いを持って看護師になるという人は多いものです。

しかし、消化器外科では忙しい病棟が多いため、自分が納得できるような看護をする時間が持てなくなってしまうことがあります。こういう状況は、単に「忙しい」ことよりも、看護師としての心に強いストレスを与えることがあります。

のん子さんものんびり屋の性格ですし、ゆったり患者さんと関わりたいと考えているようですが、どうしても忙しくて焦ってしまう自分を責めていました。

あるいは、のん子さんは自分が仕事を手早くするのが苦手なために、さらに迷惑をかけてしまうことを恐れていましたね。

また、消化器外科は術後急性期のリハビリなどの回復援助が後に患者さんの体に大きな影響を与える部門です。

つまり消化器外科では患者さんがしんどい時期に頑張らせることこそが、看護の大きな役割の一つなんです。

このため、患者さんに「あなたのためだから、今はしんどいけど頑張ってください」とか「体のためですから絶対に水を飲んではいけません」など時に厳しい言葉が必要です。

時には患者さんに嫌われることもありますし、のん子さんのように怒られてしまうこともあります。

でも、のん子さんのように「かわいそうだから」など思って援助のタイミングを逃すと、胃村さんのようにせん妄を起こしたり、もっとひどい合併症を起こすこともあります。

消化器外科の看護師はそれを知っているから、患者さんに何を言われてもそれが必要だからやらなければ、と時にくじけそうになりながらも厳しく頑張っている人が多くいます。

これは、頭ではわかっていても優しく看護したい看護師にとっては、ストレスに感じることが少なくないでしょう。

でも、忙しくて自分が思うように看護に時間をかけられない、という状況は不可抗力ですので、なかなかその状況を変えることは難しいことがほとんどです。

また、外科では回復援助は必須とも言えますから、外科にいる限り厳しくするのは必要なことなのです。そうなると、「転職しかない」という決心に至るわけです。

その3、割に合わない!

統計などで見ると、消化器外科の看護師がもらう給料の総額は多いほうだと考えられます。

消化器外科を置いているような病院はそれなりの設備が必要になりますから、ベッド数が多めの急性期病院か、もしくは小規模でも技術に特化した病院、が多いと思われます。

統計で見る限り、得てしてそういう病院は同地域の病院と比べると基本支給額が高いという結果になっています。

これに加えて消化器外科では残業が多いところが多く、若い看護師では夜勤の回数が増えるため、総支給額が増える、ということになります。

しかし、同じ病院の中で見てみるとどうでしょうか?基本支給額が同じなのに、もっと一日の業務量が少なくて、患者さんに怒られることもなくて、自分もしんどい思いをしなくて済む部署があるじゃないの?となります。

これでは「消化器外科の忙しさと給料は割に合わない!」となっても無理はありません。のん子さんも同期と自分の状況の差に愕然としていましたよね。

また、消化器外科病棟では仕事も忙しい上に、それぞれの術式や患者さんの状況に応じて専門的な対応が求められます。

20代後半~30代前半くらいの看護師は知識や経験もあり体力もあるので、消化器外科では主力になる場合が多いです。

しかし、20代くらいでは新卒から対して昇給もしていないのに倍ほども働かなければならないこともしばしばなので、やはり「割に合わない」感が出てきます。

他には、忙しいので残業必須なのに残業を正直に申告できない職場の雰囲気になっている場合があり、のん子さんのようにサービス残業が多くて適切な給料が払われていない、という割の合わなさを感じている場合もあります。

その4、職場の雰囲気が合わない

消化器外科の病棟にありがちな雰囲気としては、前向きに気持ちで頑張るという雰囲気や、患者さんに頑張らせるんだから自分たちも頑張ろうという雰囲気などがあります。

また、消化器外科は体育会系的だとも言われることもあります。根性で頑張って忙しくきつい仕事をこなし、自分に厳しく、先輩後輩の上下関係が強い、などです

もちろん全ての消化器外科病棟がそういうわけでもありませんし、意識してそういう雰囲気にしようとしているわけでもありません。

消化器外科では仕事が忙しくて時間に追われがちなため精神的に余裕がなくなりやすいのかもしれず、仕事がゆっくりに見える人には厳しくなってしまうのかもしれません。

また、消化器外科では看護に専門的知識や経験を要求されますし、ある程度患者さんや医師や同僚に対してはっきりと物を言うことが求められます。

このため、仕事ができる人がとても尊敬される傾向や、はっきり物を言える人が強くなる風潮があるのかもしれません。

しかしこういう人間関係があると、後輩や新参者は強い看護師に必要以上に気を遣うことになってしまう場合があります。

のん子さんのように、自分のキャパシティー以上に先輩に気を遣って仕事を引き受けてしまい、自分の言いたいことやしたいことができなくなってしまいます。

こういう職場環境は不思議なことにスタッフが入れ替わっても綿々と続いていることも多く、なかなか自分では変えることができず、我慢するだけになってしまう場合が多いのです。

こんなに合わない雰囲気の職場からは自分が出て行こう、という風になってしまいます。

その5、体がしんどくて辛い

消化器外科は忙しい病棟が多いですが、ただ忙しいだけでなく、よく体を使うところかもしれません

手術での搬送で病棟と手術室を1日に何往復もすることがありますし、この時はベッドを押しての移動なのでなかなか重労働です。

手術室以外にも検査出しなどもよくあるので搬送は多いかもしれません。また、ガーゼ交換や腹部の観察もなかなか大変です。

夜勤にもなると数十人の患者さんの、服を開けて、腹帯を開けて、腹部の聴診や触診をして、ガーゼを交換して、また服を戻して、という作業の繰り返しです。

時間のかかる洗浄処置などをやっていると、さすがに腰が持たない、ということもあります。また、何といっても体を使うのはナースコールの多さでしょう。

座る間もなく走り続けることがしばしば、という病棟もあります。その上、消化器外科病棟は残業が多い場合もあります。のん子さんもこの日は遅くまで働いてもうくたくた、次の日の日勤も心配なほどでした。

体をこれだけ使って残業時間が多くては、心も体もくたくたに疲れて回復する暇もないというふうになってきます。体を壊す前にやめよう、と思っても仕方がないですよね。

その6、もっともっとスキルアップしたい

これはのん子さんとは全く逆のタイプの理由になるでしょうか。もともと消化器外科を希望して配属されて働いている人の中には、さらなる野望を秘めて、そのファーストステップとして消化器外科を選んでいる人もいますよね。

ゆくゆくは救急で働きたいけど、新卒で最初に働くのはちょっと怖い感じがするから、外科で急性期を勉強してから救急で働こう、とか・・・。

いつか災害救護をしてみたい、とか・・・。何かの認定看護師や専門看護師の資格がほしいので、とか・・・。

消化器外科と一口に言ってもいろいろな病棟があるので、設備によっては限られた手術しかできない場合があります。

そんな場合にはどうしても仕事がパターン化してしまうので、こんな風に消化器外科に野望を持って働き始めた人にとってはつまらないと感じてしまうかもしれません。

忙しく働くばかりで自分の身につくことがなければ、そろそろもっと自分の夢に近い場所に行きたいな、と思うかもしれませんね

理由別!消化器外科の看護師が転職する場合、どんなことをチェックすればいい?

ここまで、消化器外科で働いている看護師が「転職したい」「やめたい」となってしまう理由について見てきました。では、そんなあなたが新天地を求めて転職するときに、どんなことに気をつけて転職先を探せば良いのでしょうか?

忙しいのが嫌!という場合

忙しいのが嫌!というあなたの場合、どんなことに注意して転職先をチェックすれば良いのでしょうか?だって、せっかく転職したのに、転職先がまた忙しいところだったら困りますよね?

消化器外科から消化器外科へ転職する場合

まずは転職先の消化器外科病棟の業務内容をチェックしましょう。これはずばり、転職先の仕事量を確認する、ということです。

業務内容を直接見ることができない場合には、消化器外科や病棟の編成を見ましょう。あまり幅広い分野の手術を行っていたり、幅広い患者さんを受け入れていると、仕事が煩雑になりがちです。

逆に行える手術が限られている病院では、仕事や患者さん像がパターン化するので、仕事内容が限定されて忙しくなりにくいです。もちろん、軽い手術をメインに行っていると、患者さんへの侵襲が小さいので、看護する側も楽になることが考えられます。

また、クリニカルパスが整備され活用されているような病院では、パスと同時に業務も整理されていますし、記録物の負担が少ない傾向にあります。

また、病棟の人員についての情報も大事ですよね。看護体制をチェックして、看護師一人当たりの仕事量がどのくらいになりそうか、今働いている職場と比較して考えてみましょう

また、看護助手がどのくらいいるか、夜勤体制はどうなっているか、などの情報も実際の仕事量を知るポイントになります。

残業時間もチェックしておくと、転職先の忙しさの一つの目安になりますが、できれば消化器外科病棟と他科や病院全体の平均の値も知ると、比較ができますよね。

消化器外科から違う診療科や分野に転職する場合

違う診療科や違う分野に転職する場合は、その診療科や分野で働いている人がその仕事についてどう言っているか、口コミででも良いので、特色や業務内容を知っておきましょう

仕事が忙しくなりにくい例を挙げると、仕事のパターンが決まりやすい場合です。例えば、他の外科系の病棟でも行っている手術が限られていると看護師の仕事はパターン化されやすくなることが多いです。

また、概して急性期よりは慢性期・回復期のほうが患者さんに手がかかりにくいと言えますが、高齢者が多いところではどうしても介護的な業務が増えるので忙しくなりがちです。

外来でも診療枠などがしっかり決められて患者の受け入れ人数が限定されているような外来では仕事がそれほど忙しくなりませんし、残業時間も少なくなります。

また、残業時間や年休の取得率なども転職先の忙しさを知る意味で目安になります

もっとゆったり優しく看護したいという場合

もっとゆったり優しく看護したいという場合には、どんなことに気を付けて転職先を探せば良いでしょうか?転職先では、もう自分がカリカリしたり、患者さんに嫌がられるなんてことは避けたいですよね。

消化器外科から消化器外科へ転職する場合

転職先の消化器外科の手術件数や病床数を調べて今の病院と比較してみましょう。また、実施している手術の内容についても注意して見てみましょう。

手術件数や病床数が少な目である場合や、手術の内容が軽症であったり分野が限られている場合には、どちらかというと業務量が減りやすく、患者さんの話を聞く時間がとりやすくなるでしょう。

受け入れている患者さんの分野が限られている場合には、患者さん同士が自分と似た患者さんを診て学んだり励ましあったりする環境が出来上がりやすいです。

患者さん自身が「私も手術を受けたらあの患者さんのようになるわけだから、ああすればいいんだな」と考えるわけです。そうすると看護師の指導やリハビリも受け入れられやすい場合が多いので、看護師が患者さんに厳しいことを言わなくても自発的にやってくれることが増えるのです。

また、看護助手がどのくらい病棟にいてどのくらいの作業をしているのかも見ておくと良いかもしれません。看護助手がしっかり仕事をしている病棟では介護系の仕事を任せることができるので、看護師は看護に専念することができます。

消化器外科から違う診療科や分野に転職する場合

急性期病棟よりは慢性期や終末期を扱っている病棟のほうが患者さんの経過がゆるやかで、病棟内も比較的時間がゆっくり流れるような雰囲気になる、と言われています。患者さんの話をゆっくり聞いたりする時間が取りやすいかもしれません。

また、この機会に自分が看護師として何をしたいのか、どんな看護をしたいのかを考え直してみましょう。というのは、「患者さんとゆっくり接したい」という思いはなかなか解消するのが難しいかもしれません。

こういう理由で転職を考えているあなたは、単に忙しくなければそれでいいというわけではないはずで、やりたい看護ができないというのがその悩みの本質だからです。

自分がやりたい看護は何なのかを見直して、転職コンサルタントや転職先の人事担当者などに話をしてみてはいかがでしょうか。

割に合わないのは嫌!という場合

割に合わないのが嫌で転職する場合には、何に気を付ければいいでしょうか?

消化器外科から消化器外科へ転職する場合

まず、転職先の具体的な情報よりも先に気を付けたいのは転職先の病院が中途採用者をどう評価してその給与をどう決めているか、ということです。と言うのは、全ての病院が中途採用者に対してそれまでの全経験年数を考慮に入れて給与を支払っているというわけではないからです。

割に合わないのが嫌で転職するのに、転職すると今より給料が下がるということが少なからず起こり得るので、これは要注意です。

また、昇給制度がどうなっているか、一連の資格などに対して優遇措置があるのか、といった情報も重要になってきます。基本給が高いが昇給がない、あるいはとても少ないという職場もあるので、そういう病院ではまた報われない思いに駆られるかもしれません。

そして、転職に際して、自分が武器にできる・売りにできるキャリアを明確にしておきましょう。あなたの売り材料こそが、あなたの給料を上げてくれるでしょう。

消化器外科から違う診療科や分野に転職する場合

消化器外科から違う診療科や分野に転職する場合は、自分のこれまでのキャリアがどう認められるだろうか、ということに注意しましょう

中途採用ではこれまでの全経験年数が評価されて給与に反映されるわけではないのですが、これが診療科や分野が変わるとなるとさらに評価が下がることもあり得ます。

例えば、消化器外科以外でも使えるような資格があなたにはあるでしょうか?消化器外科以外でも使えるような知識や経験をあなたは持っているでしょうか?

転職する時には、あなた自身やあなたのキャリアが売りになるわけですので、これを機にしっかり自身のキャリアを見直してみましょう。

また、転職先の中途採用者の基本給与や昇給のペース、資格に対しての優遇措置なども確認しておきましょう。

職場の雰囲気が合わない、という場合

消化器外科の職場の雰囲気が合わない、という場合はどんなことに気を付けて転職先を探せば良いでしょうか?職場の雰囲気ってどんなことが影響しているのでしょうか?

消化器外科から消化器外科へ転職する場合

他の病院とはいえ、消化器外科の病棟だと似たような雰囲気の場合が多いかもしれません。まずは病棟や病院の雰囲気がどんな雰囲気なのかをよく調べましょう

また、職場の看護師にどんなメンバーがいるのかにも注意してみましょう。例えば、外科経験が長い看護師長がいたり、外科経験の長い人が多かったり同じメンバーが長く居続けていたりするような消化器外科病棟では、特有の雰囲気になりやすいです。

また、異動の回転が遅いということは雰囲気が変わりにくいということですし、その間に上下関係といった体育会系的な人間関係が形成されやすいです。

逆に看護師の異動が短い期間で行われている病棟・病院ならば、メンバーの交代によって雰囲気が変化しやすく、お互いへの遠慮や配慮も働きやすいと考えられます。

また、大きな手術を行っている病院では、患者さんが生命の危険にさらされやすくなる分、よけいに病棟の雰囲気は緊張した厳しいものになりがちです。

消化器外科から違う診療科や分野に転職する場合

重症や急病を扱うような診療科や部門、例えば救急・集中治療室・心臓血管外科などは消化器外科のように同僚に対して厳しい雰囲気や緊張した人間関係になりやすいです。

このような部門ではどうしても仕事に対しての緊張感が強いために、そのストレスが同僚に向けられやすい傾向があります。すると体育会系的雰囲気とはまた少し違いますが、相手のミスを許さずズバズバと物を言い合うような厳しい雰囲気になることが多いのです。

逆に患者さんの経過が比較的にゆっくりとした分野では看護師の雰囲気もゆったりとなりやすいようです。

その病棟や病院の編成によって大きく雰囲気が変わりますので、転職先の雰囲気や看護師間の人間関係の情報をしっかり集めて自分に合うところを探しましょう。

体がしんどくて辛い、という場合

消化器外科では体がしんどすぎて辛いという理由で転職する場合は何に気を付ければ良いでしょうか?転職して体を壊しては元も子もありませんからね。

消化器外科から消化器外科へ転職する場合

まずは、転職先の消化器外科病棟の残業時間や夜勤回数、年休取得率をしっかり調べて今の職場やあなたの現状と比べましょう。しっかり自分の時間をとって心身を休めることができるかどうかの目安になります。

また、転職先の病棟の看護方式や看護助手の人員数・業務内容なども確認しましょう

看護方式では機能別やパートナーシップ制度では体に負担がかかる作業を分担しやすいと言えます。また、看護助手や介護系職員を確保している病院では、体を使う介護系の業務を分担してもらいやすいことも考えられます。

手術の内容としては胆のう摘出・痔・ヘルニアなどの軽い手術を主に扱っている病院のほうが患者さんに手がかかりにくいですし、傷の処置も少ないので体が楽なことが多いです。

消化器外科から違う診療科や分野に転職する場合

転職先の業務内容には要注意です。そして、転職先の病棟の患者さんがどのような構成になっているのかも大事な情報です。高齢者が多い病棟や患者さんの日常生活自立度が低い病棟は、体を酷使しやすいので気を付けたほうが良いでしょう

また、転職する際には転職先の人事担当者や転職コンサルタントと、自分の体調についてよく話をするのがお勧めです。どの程度なら仕事ができるのか、どの程度なら残業が許せるのか、こちらも情報を提示して、自分の体調に合った職場を見つけましょう。

もっともっとスキルアップしたい、という場合

今の消化器外科では物足りない、もっともっとスキルアップしたい、というあなたの場合には、どんなことに気を付けて転職先を探せば良いでしょうか?

消化器外科から消化器外科へ転職する場合

転職先の病院で行われている手術の内容や受け入れている患者さんの疾患がどんなものなのかを知りましょう。

大きな手術では生命の危険度が高くなりますので、患者さんの管理が難しくなり、その分勉強しながら看護しているうちに自然に急性期看護のスキルが身に付きます

代表的なのは移植手術・食道切除術・肝拡大切除術・膵頭十二指腸切除術などです。

また、転職先の教育体制や教育支援制度についてもよく確認しておきましょう。認定看護師や専門看護師など資格を目指したい場合には、病院によっては資格取得に対して援助を行っている場合があります。

消化器外科から違う診療科や分野に転職する場合

消化器外科以外でよりスキルを上げたい、という場合には、まず自分が目指している資格や目標を見定めて、そこに合う転職先を選びましょう

また、診療科や分野が変わるとその職場では一から勉強になるので、自分の目標への道筋やそこまでにかかる時間が変わってくるかもしれません。自分の人生設計も見直しながら転職先を探しましょう。

もちろん、転職先の教育体制や教育支援は要チェックです。新しい分野で効率的にスキルを身に着けるには、教育体制の整った病院が安心ですよね。

まとめ

ここまでのお話、いかがでしたか?

あなたはどうして転職したい・今の職場を辞めたいと思っているのでしょうか?消化器外科には消化器外科にありがちな転職の理由というものがありますよね。ここで挙げた理由はあなたにも当てはまったものもあるかもしれませんし、当はまらないかもしれません。

では、どうして自分は転職するのかという理由が分かると、転職先選びで失敗しないためのチェックポイントにできる、ということは感じていただけたでしょうか?

でも、チェックポイントがわかったところで、こんなに詳しい情報は病院のホームページを見てもわからないし、自分でどうやって調べたらいいの、と思っていませんか?

そんなあなたは、転職サイトに登録して、転職コンサルタントから詳しい情報をもらいましょう。転職コンサルタントは病院の詳しい情報をたくさん持っています。きっとあなたにも合う転職先が見つかるはずです。

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